最も多い失敗は途中で挫折すること
置き換えダイエットは、食事を低カロリーのものに換えて摂取するカロリーを低く抑えて痩せる方法ですが、低カロリーで満腹感を得やすい食品に置き換えても、ある程度の空腹感はあります。
特に短期間で集中的にと思い極端な低カロリーの摂取となった場合には、食欲に勝てず挫折することはよくあります。
ヒトの体は、血液中に一定量の糖質がないと脳が空腹を感じるように仕組まれています。
これは人類の長い歴史の中で作られた生き残るための仕組みで、エネルギーとなる食べ物を食べなければ生きていけない人間の本能です。
食べなければ食欲があって当然なのです。低カロリーなのに胃の中で膨らみ満腹感を感じさせる低カロリー食品はある意味で脳を錯覚させているのかもしれません。そのため、この方法で痩せるには最初から極端な低カロリーとせずに、徐々に低カロリーに身体を慣らしていく方が継続しやすく失敗も少ないのです。
一旦成功してもリバウンドの危険が待っている
短期間で集中的に体重を落とした場合、すぐに元に戻ってしまう方も多いです。
これはどの方法にも言えることです。特に食事で痩せた場合は、元の食生活に戻れば体重が元に戻るのは当たり前でもあります。
むしろダイエット中に低カロリーの食品を摂取したことでエネルギー吸収率が上がった体に、高いカロリーが入ってくれば元の体重以上になってしまうこともあります。
目標体重を達成した後も、全く元の食生活に戻すのではなく、ダイエット中から高タンパクで低カロリーの食生活を意識し、一定の運動量で筋肉量も確保しましょう。
特に低カロリー状態では、身体は筋肉を分解してタンパク質を栄養として使うため、キレイなボディラインを作っていくためには一定の筋力トレーニングとたんぱく質の補給は必須です。
ダイエットを半年・1年の長期スパンで計画する
食欲が人間の本能である以上、うまくコントロールしていくしかありません。急に体重を落とさないということは、半年・1年といった長期で考えるということです。
じっくり構えて、低カロリー食を食生活に馴染ませ、特別な意識を持たずに習慣化できる方法が無理のない方法です。
始める前に目標を立てて、日々体重計に乗って一喜一憂するのではなく、体重計には乗るとしても長い目で見て、月に2kg程度と慌てないことが成功のカギでしょう。また、ダイエットの成功というのは単に体重を落とすことではありません。
達成した目標の体重・体形を長期間維持するということです。目標体重を達成したからと言って食事を元に戻すのではなく、様子を見ながら少しずつ調整しましょう。その頃には以前のような食欲が収まっているかもしれません。
食事以外にもストレスを発散できる趣味を持とう
食事が楽しみなのは、皆同じです。少しずつでもそれを我慢するのは根気がいり、ストレスにもなります。できれば体を動かす趣味が持てれば一石二鳥です。
スポーツでなくてもかまわないので、趣味を持つとストレスが発散されて低カロリー食も続けやすくなります。