単に食事を低カロリー食に換えればいいだけではない
食事を低カロリー食に換える方法ですが、せっかく1食のカロリー摂取を抑えても、他の食事で高いカロリーを摂取したり、食後テレビを見ている時間に思わずスナック菓子に手が伸びたりしていては意味がありません。
食事の栄養バランスを崩し、体調が悪くなったり、かえってカロリー過多となり太ったりすることさえあります。
置き換えダイエットはとても有効で、始めやすく継続も容易な方法です。どんなダイエットでも共通することですが、始める前に自分の日常生活、特にどのような食べ方をしているかの現状をきちんと認識・把握しておくことがポイントです。
自分の普段の食生活を知る
自分の普段のライフスタイルや食べ方を認識・把握することは、パーソナルジムで体重を減らす場合でも、フィットネスクラブに通い始める場合にも、どのダイエット法を始める際にも必要なことです。
これを分かっていないと結局無意識のうちに、太る原因を作ってしまうからです。太ってしまった原因はどこにあるのかを把握すれば効率的な対処方法も見い出せます。
太ってしまった原因を探る
朝・昼・夕ときちんと食べているか?カロリーの高い麺類やハンバーガー・フライドチキンなどのジャンクフードを好んでいないか?一番カロリーを摂っているのはどのタイミングの食事か?お酒を飲みすぎていないか?などの習慣を把握して、それをやめる、あるいは、換えることが基本です。
テレビを見ながらよくポテトチップスなどカロリーの高いスナック菓子を食べている方は、その間食を止める、あるいは、低カロリーで満腹感も得られるシェイクに置き換えるだけでも摂取カロリーは大幅に抑えられます。お酒もカロリーの高いビールや日本酒などの醸造酒からウィスキーや焼酎などの蒸留酒に換える工夫もできます。
このように気を付けることで太った原因を意識的に少しずつ改善していき、その上で置き換えダイエットを実践すればより効率的な結果が期待できます。
夕食がベスト
低カロリー食に換える食事は一般的には「夕食」がベストです。夕食を他の食事よりも多めにとる方は多いと思いますが、夕食後は運動量も少ないので、夕食で摂取したエネルギーは体内に蓄えられる部分が多いのです。
その意味で夕食を低カロリー食に換えることは二重に効果があると言えるでしょう。もちろん職場の付き合いで夕食は難しいという方は、朝食でもかまいません。1人1人のライフスタイルに合わせて無理なくストレスを感じないようにすることが継続のコツです。
低カロリー食品のアレンジに工夫する
低カロリーの食品・食材は、スーパーでも手に入るバナナ、リンゴ、ヨーグルトだけでなく、近年では水や牛乳にパウダーを混ぜるだけで手軽にできるシェイクやスムージーなど様々な商品があります。
いつも同じものを食べていれば誰でも飽きるのは当たり前です。ダイエット食品として売られているものだけを続けるとコストもかかるかもしれません。
日によって食べるものをかえたり、時々新しい低カロリー食品に換える、低カロリー食品用のパウダーを食事にアレンジしたりと工夫して継続することがコツです。